Design Research Tokyo: Season 1 Episode 6参加レポート
[6/22 追記]
- 雰囲気がわかるよう、Design Research TokyoのTwitterに載っていた写真を追加
- 登壇者の方の資料・ブログへのリンクを追加
6/17に六本木のDMMで開催されたDesign Research Tokyo: Season 1 Episode 6に事業会社枠で参加したので、簡単にレポートする。 今回の勉強会は、参加者同士のワークショップあり、「リサーチチームの組織力」がテーマのトークあり、たっぷり時間をとったQAタイムありと盛りだくさんでとても楽しかった。
ワーク
「私」「自分の所属する部署」「顧客と接点のある部署」およびその繋がりを簡単に図示して、近くの席の人と共有した。私のグループは事業会社の人が多かった。経営者の方もいた。
トーク
リサーチチームの組織力(DMM) 伊藤さん
- UXリサーチャー
- 2009年頃 UXとの出会い
- 産業技術大学院大学人間中心デザイン履修証明取得
- どんどんサービス作る会社ならリサーチが必要になるだろうと思って2017年にジョインした
リサーチの組織
- 専門組織はない、なくなった。
- どうやってリサーチの業務をやっているのか?
- 個別に来た話をきっかけにやっている。
- もともとUX部があったけど、なくなって、メンバーはちりぢりに。
- ただ逆にUXリサーチが認知されやすくなった
- UXリサーチ相談の例
- 競輪のUXリサーチに行った。その場でかけてみて、チームで使いやすい、使いにくいの評価をした。これは良かった。
リサーチチームの組織力(メルペイ) 松薗さん
- 資料:メルペイ リサーチチームの組織力
- ブログ:リサーチチームの組織力
- 登壇時点で資料公開されてたので、特にメモは取らなかった。
リサーチチームの組織力(LIFULL) 小川さん
- 資料:リサーチチームの組織力 評価からデザインリサーチヘ
- ブログ:リサーチチームの組織力
- 人間中心デザイン受講
- UXリサーチではなく、組織横断で定性評価をメインにやっている。
- 以下の通り、下流工程から徐々に上流工程に食い込んでいっている
- 運用前の評価:操作性を評価 使えるかの評価
- 設計・開発の評価:仕様を評価 伝わるかの評価
- 要件定義の評価:コンセプトを評価 魅力的かの評価
- 人がデータベース化してしまって、スケールしないところが問題点
- メルペイの松薗さんの話と共通するところ多い
- これから試したいことは、プロジェクトチームに「すこしできる人・すこしわかる人」を増やすこと
ディスカッション
- 3名の方のトークを聞いて、グループでディスカッションした。トークの中で以下の話題はスピーカーの中で共通するところあって、印象に残ったという話をした。
- 組織にこだわらずUXリサーチを(勝手に?うまいこと?)やって、社内で信頼を得る
- 「成果物の検証」工程からUXリサーチとしてチームに協力して、徐々に信頼を得て上流工程にも入り込む
- 人が少なくてスケールできない点に課題感を持っている
- 私は、下流工程から始めて徐々に上流工程に行くという話と、3名中2名の方が産業技術大学院大学の人間中心デザインを受講したという話が印象に残った。産技大の授業いいのかな。受講したいな。
- あとディスカッションの中で「肩書大事」って話をした。私はそれまで肩書を自由に決められちゃったら、肩書の意味がなくなるのでは?と思っていたが、従来の肩書に加えて、自分が名乗りたい肩書を設定することで覚悟を決めたり、情報を集めやすくするのは大事かもな、と考え直した。よく考えると、肩書以前の部署の名前についても、その部署の現在の姿(AsIs)というより、その部署のなりたい姿(ToBe)を表している、ということはざらにある気もするし。(今の私の所属組織がそうだとは言う訳ではない)なので、肩書だってある程度自由度持たせてもいいのかもなと思った。