4/17に六本木のGoogle Japanで開催されたDesign Research Tokyo: Season 1 Episode 5に参加したので、その時のメモを掲載します。間違っているところや不足しているところも多々あるかと思いますがご了承ください。
3名の登壇者の発表はどれもとても勉強になりました。特に皆さんがおっしゃっていた「リサーチをプロダクトにどう活かすかを常に意識する必要がある」という話が印象に残りました。
タイトル見逃した(Yumi Koyama)
What's research for?
- 体験談として聞いてほしい。
- Google入ってから「どうやってユーザは使っているのか?」を疑問に思いリサーチを始めた。
- 私にとってのリサーチは、ユーザにいいもの届けたいってだけ。研究ではなくて、もっとデザインよりに捉えて、どうやったらリサーチをデザインに活かせるかを常に意識している。
- Googleには20%ルールがある。
- Information Architect。やっていたことはUXリサーチとかぶるところある。
- マーケティングはウォーターフォールというか一発きりのイベントが多かった。
- プロダクトはアジャイル。改善。リサーチャーのもとで実践を学んだ。
Online Masters of HCI program IOWA
- HCI = Human Computer Interaction
- Googleにいる間に学んだことを形にしたかったので受講した。
- 長所:いつでもどこでも。働いていたので、習ったことがすぐ活かせた。
- 短所:知り合いできない。コース全体のうちの30%くらいしかオンラインで受講できなかった。
Farmnote
- 牛の首にセンサつけて繁殖サイクルとか病気とかを可視化するプロダクト。
- 人間と一緒で、牛乳は仔牛産まないと出ない。いかに妊娠させるかが農家にとって重要。
- 健康じゃないと繁殖しない。いかに牛の健康状態を可視化するかがプロダクトのミッション。
- 営業についていって農家のリサーチした。
- 病気の牛のミルクはタンクを分ける。
- カードソーティングで何が農家にとって重要かをソーティングしてもらったりした。
GoogleとFarmnote
- やってみて
- 知り合いづてないと農家に会うのは難しい。知り合いいないところに飛び込みで行くのは相当厳しい。今回は会社の営業がリレーションを作ってくれていた。
- 農家の方が報酬なしに色々話してくれて、最初は驚いた。あっちにとって見返りないのに。来てくれるだけで嬉しいみたい。
- 小さい会社の方がリサーチ結果をデザインに反映しやすいので、それが良い。
QA
- リサーチをするために、農家訪問前に何を準備した?
- 何回かはついていくしかない。それで農家みんなが課題と思っていそうなところを深掘りしていく。基本は手探り。
- 転職した理由は?
- リサーチが好きな理由ってなんだろうと思った時に、全く知らないことを知るのが好きだったから。Googleには素晴らしいリサーチャたくさんいるので後ろ髪引かれる思いだったけど。
- 他のチームを巻き込んだ経験は?
- 転職したばかりなので、まだあまりない。営業と回っていて、営業は私のリサーチの手法(カードソーティングとか)を見ているので、やりたいと言われることはある。
定性調査を通じてエンパシー(共感力)を高めるには(Dara Gruber)
UXリサーチの歴史@Google Japan
インパクトのある定性調査の特徴
- 反復可能性、透明性、楽しさ
理想的なプロセス
- デスクリサーチ
- エキスパートレビュー
- プロトコル作成
- 調査実施
- リクルーティング
- シンセシス
- 知見の伝達
- ???
- 主要ステークホルダーにノートテイカーとしてセッションに参加したいかを聞きましょう
- ステークホルダーがデータをどう解釈するのかを理解するために、シンセシスのワークショップ開催などグループでのアクティビティを行いましょう
- 気に入っているアイスブレイクは、ペアになって、片方が2分間「〜〜だから熊はすごい」と言い続けて、片方が数を数えるアイスブレイク。競争っぽくなってたくさん言葉が出てくるのがいい。ステークホルダとの信頼関係が厚いほどクレイジーなアイスブレイクができる。
繰り返しのユーザリサーチがなぜいいプロダクトを生むか(坂田 一倫)
- Pivotal Labsでは、お客様のチームにPivotal Labsのオフィスに来てもらってコーチングして、チームが自走できる状態にして返す、という事業をやっている。
- プロダクトマネージャやっている
- いいユーザリサーチってなんだろう。ユーザが欲しいものを作れて初めていいユーザリサーチと言える
- Experiment-Driven Product Development
- リーンスタートアップ
- BUILD, MEASURE, LEARN
- Learn: 思いこみから始まる
- Build: 作る
- Measure: 検証する
- 自分たちの思い込みを信頼性あるものにする
- "Experiments never fail." 実験は失敗しない。実験はし続けるものだから。
- 早く失敗すると成功は近くなる
- 紙に書いて壁に貼ると、人は見る。
- JRはプロダクトへのフィードバックをGoogle Formで得ようとしている。JRが。それくらいフィードバックもらおうとしている。
- ザッポスは事業性を調査するために、表のWebサイトだけ作って、裏の流通は作らずにサービスをユーザに使ってもらった。裏では社員が靴屋に靴買いに行って、梱包して送る、というのをやった。ユーザにとって裏の仕組みなんて関係ないから、これで問題ない。
- 調査したことをどうプロダクトに活かすかを考えるのが大事。